Windows ネットワーク設定「hostsファイル」の設定方法


Webサイトにアクセスする際のホスト名の名前解決方法は2つ。
DNSサーバを見に行くか、端末にかかれている設定(hosts)を見るかどちらか。

インターネット接続環境であれば、ルートDNSまで見に行く(たいていはプロバイダDNSで解決してそうだが)ので特段意識しなくても使える。

しかしクローズドな環境(企業の専用ネットワークなど)であれば、専用のDNSサーバを用意するか、クライアントにhostsの設定をする必要がある。

以下にてhostsの設定方法を紹介する。

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目次

hostsファイルの場所

windowsのバージョンによってファイルパスが違うので注意。ちなみに32bit版と64bit版に違いはない。
参考:64bit版Windowsのhostsファイルって、どうなってんの? – 銀の鍵 (The Silver Key)

・Windows10
C:\Windows\System32\drivers\etc\hosts

・Windows8、Windows8.1
C:\Windows\System32\drivers\etc\hosts

・Windows7
C:\Windows\System32\drivers\etc\hosts

・Windows Vista
C:\Windows\System32\drivers\etc\hosts

・Windows XP
C:\WINDOWS\system32\drivers\etc\hosts

・Windows 2000
C:\WINNT\system32\drivers\etc\hosts

・Windows 95/98/ME
C:\Windows\hosts

hostsファイルの設定変更

1、↑のファイルを管理者権限&テキストで開く。(エディタがなければメモ帳でOK)
2、設定内容を記述。記述ルールは「IPアドレス(スペース or タブ) ホスト名」。
例えば「192.168.1.1」のアドレスに「hogehoge.com」のホスト名を付けたいなら、「192.168.1.1 hogehoge.com」とすればOK。
「192.168.1.2」のアドレスに「niramanzyu」のホスト名を付けたいなら「192.168.1.2 niramanzyu」とすればOK。

DNSサーバとhosts設定を両方設定している場合

優先度は「hosts設定」が「DNSサーバ」より優先される。
両方設定している場合は注意。

hostsを設定する場面

開発環境の用意で自端末をサーバ化したり、新規webサーバ構築などDNSサーバに登録されていない時orDNSサーバからの応答がない時にも使う。
あとドメインの体系が何でもいいので、好きなホスト名に設定したい時などなど。

hosts設定の書き換えはユーザ数が多い環境下だと端末設定を個別にやる必要があり大変。ただしグループポリシーで設定流したり、変更バッチ配って書き換えさせたり、別の手段も勿論ある。
管理や権限でDNSサーバが用意できない場合はhostsで設計するのもありかも。簡単だし。

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